高性能ながら扱いやすいフラットなトルクとリニアなレスポンスの2LDOHC16バルブ直列4気筒4B11型MIVECインタークーラーターボエンジンです(写真3)。 
このエンジンは、扱いやすさを追求して低~中速トルクを重視した結果、ランサーエボリューションⅩ用のエンジンをベースとして、ターボチャージャーをツインスクロールからシングルスクロールに変更した上で(図1)、専用チューニングを実施しています。この過給圧制御のシステム図を図2に示します。ウエストゲートソレノイドバルブをデューティ制御することでウエストゲートアクチュエータに作用する過給圧を制御します。これによってエンジン運転状態に応じた過給圧を得ることができるのです。
エンジンECU(エンジンコントロールユニット)が、ユニット内のパワートランジスタをONにしてウエストゲートソレノイドバルブが全開になると、ウエストゲートアクチュエータに作用する過給圧が一部リークするのでウエストゲートアクチェータスプリングの設定圧以上に過給圧が上昇しないとウエストゲートバルブは開きません。
一方、ウエストゲートソレノイドバルブが全閉状態では、過給圧のリークがないのでウエストゲートアクチュエータスプリングの設定圧まで過給圧が上昇するとウエストゲートバルブは開きます。したがって、ウエストゲートソレノイドバルブをデューティ制御することによってデューティ0%から100%の範囲内で過給圧を制御できるのです。
またラジエータ、エアクリーナ(図3)、インタークーラー(図4)の形状およびサイズを最適化しています。
その結果、最高出力177kW(240PS)/6000rpm、最大トルク343Nm(35.0㎏m)/3000rpmを発揮しながら平成17年排出ガス基準50%低減レベルを達成しています。図5にランサーエボリューションⅩとギャランフォルティス標準車とのエンジン性能曲線比較図を示し、図6に同じく発進加速の比較図を示します。
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