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トヨタが富士重に増資、富士重は軽生産から撤退 |
トヨタと富士重は05年10月の提携発表で、トヨタが富士重に8.7%を出資することで合意。その後、SIAでのカムリの生産開始、トヨタグループであるダイハツ工業から富士重への小型車『ブーン』のOEM(相手先ブランドによる生産)供給(富士重は『ジャスティ』として欧州で販売)を開始している。
富士重にとって、軽自動車事業からの撤退は大きな決断だ。同社初の軽自動車「スバル360」は、1960年代のマイカーブームの火付け役になった名車として今も語りつがれている。スバルの軽には今も根強いファンがいる。しかし、日産自動車の軽販売参入、日産と三菱自動車、スズキとの軽OEMなど、軽自動車をめぐる業界再編が進む中で、富士重の軽事業は取り残された格好。利幅が小さい軽自動車では、販売・生産のボリュームを確保することが最低条件となるが、スズキ・ダイハツの熾烈な販売競争が定常化した軽自動車業界で、スバルは軽で十分な販売ボリュームを確保することができなかった。「R2」「R1」で先進性のある軽自動車にもチャレンジした同社だが、背高ワゴンが中心の軽のなかで、スタイリング重視でスペース効率の不利なこれらのモデルは、十分な販売量を確保することができなった。業販も含めた販売網の弱さも敗因だった。 富士重はゼネラルモーターズ(GM)との資本提携を05年10月に解消。即、トヨタの出資要請に応じた。地球温暖化、原油高・資源高という経営環境の中で、自動車メーカーは環境・エネルギー問題に対応していくことが生き残りの必須課題になってきた。富士重の事業規模でこれらの問題に単独で対応することは難しく、トヨタの傘下に入ったことは同社にとっても必要な選択だったといえる。
トヨタは、富士重の経営の独自性を尊重しながら、協力関係をどう築いていくのか。「レガシィ」の一本足打法と言われて久しい富士重は、トヨタの規模の論理に呑みこまれずブランドの独自性を保っていけるのか。トヨタはダイハツや日野自動車に対しては、最初の資本提携から、かなりの時間をかけて過半数の株式を取得した。だが、世界の市場構造が大きく変化し、トヨタは開発のスピードアップ、生産の柔軟性をさらに追及しようとしている。将来、役員の派遣、さらなる増資により、富士重を自らの世界戦略に完全に組み込む時期が来るのもそう遠くないことかもしれない。 |
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