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車の軽量化技術が進展している。ホンダは鉄とアルミをつなぐ技術を相次いで量産化、日産自動車は超高張力鋼板(超ハイテン材)の採用を拡大する。軽自動車ではスズキが新型軽自動車「スペーシア」でハイテン材の採用を増やした。車の燃費はエンジンやトランスミッションの改良、ハイブリッド化で大きく改善してきたが、軽量化技術の進化により、さらなる改善が見込めそうだ。 【Honda独自のFSW技術を使った「フロントサブフレーム」】 ※ホンダのHPより転載 もう1つの技術は、ヘミング(かしめ)と接着剤とで鉄とアルミを「結合」するというもの。3月発売の北米仕様「アキュラRLX」(日本では新型レジェンドとして2014年に発売予定)のドアに採用した。鉄板とアルミ板を重ねて2段階でかしめる「3Dロックシーム」という技術を新開発し、ドアパネルの外側部分(アウターパネル)をアルミ化。従来のオール鉄製のドアに比べ重量を17%軽量化できた。 【2段カシメの構造図】
※ホンダのHPより転載
ホンダが中型車以上の車をアルミを使って軽量化するのは、適材適所に鉄の3分の1の軽さのアルミを使うことにより、車の走行性能も向上するからだ。 【エネチャージのシステム】 ※スズキのHPより転載 日産も超ハイテン材の採用拡大を進める。1.2ギガパスカル(1200メガパスカル)級を含む超ハイテン材の採用割合を2017年度以降に発売する新型車では25%にまで拡大すると発表した。1.2ギガ級は今年北米で発売予定の「インフィニティQ50」(次期スカイライン)から採用を始めるもので、新日鉄住金、神戸製鋼所と共同で高い成形性も確保し適用可能範囲を拡大した。超ハイテンの採用拡大とともに、17年度以降の新型車では車体の構造を合理化することで15%の車体軽量化を図る。 |
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