今回は、塗装作業後のポリッシング(磨き作業)について、書かせていただきます。
まず第一に、私たちが行なう「ポリッシング」とは、世間一般でいう、磨き作業ではないということです。ポリマーや色々なコーティングでなく、塗装作業の重要な補助作業です。
そのポリッシングという補助作業が、納車の非常に重要な作業であるにもかかわらず、実は料金形態の中で、ほぼほとんどの会社においてサービスの一環としか思えないような状態になってしまっています。
我々の業界で広く使われている「第三次塗装指数」でフードパネル1枚あたりのポリッシング作業時間は、15分と設定算出されています。その指数がどのような前提条件で設定され、指数という工数になったかは私にはわかりませんが、そのような時間でしか、見られていないというのが現状です。この時間をみて皆さんどう思われますか?
短すぎるよとか、自分の会社では、そんなに時間がかからないよ、と色々な意見があるでしょうが、大半の会社では、この指数より時間がオーバーしていて疑問に思っているのではないでしょうか。
以前にも書いたように、この指数に対応すべく自社での努力と工夫で、その時間に近づけるように改善し、収益や作業効率の短縮に努めることが必要と、私は思います。したがって今回は、わが社での、ポリッシング(磨き作業)の実際を書かせていただきます。
|
|