今回は、最近コバックスより発売された、「ゴミとり専用ペーパー」の使用した感想を報告します。 ご存じの方もいると思いますが、商品名は、トレカット(写真1)と言います。本ペーパー番手は、♯1500番、♯2000番、♯3000番と三種類あり、使用用途や使用塗料により、使い分けができると思います。
ちなみに、わが社では、♯2000番でごみ取りをし、その後バフレックスのブラックで目消しをしています。
本ペーパーは、御覧の通り形状が大変に面白く、以前から販売店やメーカーに要望していた、ブロック状の形状のもの(写真2)と、シート状の形状のもの(写真3)が2種類あります。大きさが、縦10.5センチ、横7センチのシートでできており、ブロックタイプのほうは、八等分してあります。
また、専用のパットが用意してあり、パネルの形状に合わせて、的確な力で研磨することができます。(写真3.及び4)
ここまでは、ただの商品紹介ですが、私自身が特に気に入った点をいくつか上げます。
まず、パットの形状と硬さが最適だと言うことです。ブロックのほうは、硬質のゴムでできており、適度な硬さと大きさで、的確にゴミ処理ができます。
一方のシートは、軟質のプラスチックでできており、最近の車種に多い、丸みの部分に的確にフィットします。
次の利点は、ペーパーの使用方法が空研ぎということです。いままでは、耐水ペーパーなどに石鹸をつけて、処理をしていましたが、水に濡れた部分を乾かして、再度研磨するなどの、無駄な二度手間が完全になくなりました。
また、空研ぎということで、同じ番手での耐水ペーパーの傷より、柔らかな傷になり、その後の処理も格段に手がかからなくなりました。作業後の水ダレの白いあともなくなり、洗車にも簡単です。
今までも、幾つかの空研ぎのペーパーを使用してみましたが、どれも目詰まりが早く、コスト的や、作業時間のロス短縮などを考えると、使用できませんでしたが、この製品は、価格は別として、従来の不満を解消してくれるツールといえます。
ペーパー自体も、通常のペーパーと違い、ペーパーそのものが、適度に硬いシートでできており、使用頻度の耐久性にも適応しています。
今回は、こんな小さな商品を紹介したのには、少し理由があります。昨今の景気動向に影響されてわが業界も、経営環境が厳しくなっていますが、少しの工夫や努力、会社全体での経費の圧縮などの改善をすることで、まだまだ生き残っていく道があると思います。
こんな小さなペーパーでも、この商品が発売される前は、私自身工夫をして木を色々な形に切り、あて木の代わりにしたり、使い終わりのテレフォンカードを使って研磨したり、色々な工夫をしていました。そんな色々な工夫や作業のしかたも、継続していればどんどん時間短縮や、売上の貢献になっていくはずです。従来の枠にとらわれずにフレッシュな発想をして、かつ多少の無理をして、これからもがんばりましょう。
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