皆様こんにちは。「検査員 ヒデ」でございます。7月は梅雨時でジメジメしていて仕事がはかどり難いですね。しかし、お客様にタイヤ交換やワイパーゴム、ウインド撥水加工など色々アピールポイントも出来ますので、売上アップのためにはもってこいの季節ではないでしょうか・・・・。
さて、この度ご紹介させていただこうかなと思うのが、Webの活用による整備作業および検査作業の効率化です。Webと言ってもインターネットや自社のホームページ作成など色々ありますが、今回は皆様もされていると思うのですが、インターネット上に公開されている情報を集め、それらを整備作業や検査作業に活用するのです。情報集めとは聞こえが良いですが、現在車検や整備をしていく上で交換方法や基準値、締め付けトルクなどの情報が必要になってきています。今回ご紹介させていただくのが「検査時の排気騒音」についてです。
ご存知の通りですが、車検時に「平成10年度以降の車両でマフラーなどを、外品などに交換し排気騒音が大きい車両は、排気騒音計で測ってください。」と、振興会さんなどから情報が入ってきています。もちろん聴感などでも良いですが、微妙な場合は計測した方が無難と思われます。
計測の仕方ですが、これも良く分っておられますが、念のため下記の通り確認しておきます。
排気管より後方50cmで45°の方向に排気騒音計のマイクロフォンを置き、
補正回路A特性で最高出力回転数の75%で2回計測をし、
2回の平均値が測定値となる訳ですが、
平成10年度以降の車両の場合、計測車のタコメーター以外のエンジン回転数を読み取る装置を、付けなければなりません。
計測車のタコメーター以外の回転数を読み取る装置は、ドエルタコテスターや回転センサー計、車両診断機などをセットアップすれば良いですが、この時に計測車の最高出力回転数を調べなければなりません。
調べるに当っては、当社は今まで「ディーラーに電話で聞く」「振興会などに電話で聞く」「Fainesを使って調べる」「日整連のサービスデーターで調べる」などで対応してきました。これでもいいのですが、時間のロスや費用のロス、あるいは先方が休日などで聞けない場合などが多かったために苦労しておりました。
そこで色々Webで探していたのですが、Goo−Netと言うホームページを見つけました。このGoo−Netは、もともとは「中古車検索サイト」なのですが、その中にカタログコーナー(「調べたい」コーナーの中のコンテンツ)があります。このカタログコーナーで車種、年式、グレード、エンジン型式(カタログ⇒メーカー⇒車種の順番に検索)などを探せば、調べる車両の最高出力、最大トルクなどがわかり易く乗っています。今まで探した結果、外れは無かったですね。
これで調べて最高出力回転数に75%をかけて計測しています。探せば大体1分位で分りますので時間ロスや費用ロスなどを省く事が出来ました。
土、日やディーラーの休日などの時は聞けませんので探すのに苦労をしていたのですが、このサイトのおかげで難なく検査業務をこなしております。
またこのサイトですが、中古車の価格を調べたり、下取り車のグレードや中古車の比較にも使えますので、結構便利なサイトです。一度使ってみて下さい。
余談ですが、経験上マフラーを外品に変更してある車両などで、サイレンサーを取り付けても中々排気騒音が車検合格にならない車両が多いと思います。この場合簡単に排気騒音を落とすにはサイレンサーをもう一度外し、中側の細い部分を十字に約1cm程度切り込みを入れます。切り込みを入れ、その先の部分をハンマーなどで少し細めてやります。そしてもう一度サイレンサーを取り付けて計測して頂ければ大体3〜10db位下がりますので、車検基準をクリアできる場合があります。その他の方法もありますが、実践で試した事がありませんので方法は差し控えます。
上記の方法も車検時のみの判断になりますし、出来ればノーマルマフラーなどに戻してもらう方法が一番良いと思いますので付け加えておきます。
また、他のサイトでナビゲーションの車速(スピードシグナル)の位置を、提供しているサイトもあります。これはクラリオンの中の「車速信号情報(サポート⇒車速信号情報)」にありますので、ナビゲーションなどを取り付けるときに印刷しております。
このサイトの良い所は、スピードシグナル以外に取外し方法やバックシグナル、サイドブレーキシグナルも一緒に記載していますので新車にナビゲーションを取り付ける際にはダッシュ周りのピンの位置などを把握する事が出来ますので、傷などを付けないで作業ができますので、重宝しています。
その他、色々サイトはあるでしょうが、故障原因をブログなどで公開している物も多く見られます。こうしたブログサイトは、色々あるのですが、1車種に絞ってあったり、読むのに時間を費やす場合が多いので、お勧めは出来ません。皆様も色々なサイトを見つけておられるでしょうが、良いサイトがありましたらお教えいただければありがたいですね。
7月、8月、9月と暑い日が多く、大型休日が多くなって来ますので7月に売上を上げておかないと8月、9月は毎年苦労させられますので、体を壊さずがんばって行きたいと思っております。皆様もお体を大事にしてくださいね。
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