1. |
クールドEGRシステム:このシステムを採用することでエンジン圧縮比を向上させるとともにバルブタイミングを最適化して燃費を向上させています(図2、写真3)。またクーラーのチューブサイズやフィン形状の最適設計によって熱交換の高効率化と小型化を両立させています。またEGR領域を拡大することによって、プリウスなみの最小燃料消費率を達成しています。 |
2. |
触媒一体型エキゾーストマニホールド:低熱容量、高耐熱性の触媒一体型エキゾーストマニホールドを採用しています(図3)。触媒の位置を排気ポートに近づけることで、触媒の暖機性を向上し、制御を最適化することによって、プリウス比67%の触媒暖機時間低減を実現、ちょい乗り時の燃費を改善しています。 |
3. |
電動ウォータポンプ:エンジンの回転数や負荷などから判断して冷却水量を効率よく制御することで、エンジンを最適に冷却する電動ウォータポンプを採用(写真4)。補機類をすべて電動化し、補機ベルトを失くしてフリクションロスを低減して燃費を向上させています。またウォータポンプ本体をシリンダブロック側面にコンパクトに配置することでエンジンの小型化にも成功しています。 |
4. |
小型インテークマニホールド:クラストップレベルの小型化と圧力損失の低減によって燃費を向上させ、EGR通路の形状に工夫を施し、各気筒へのEGR配分を均等化しながらEGR通路を一体化して、さらなる省スペース化を実現しました(写真5)。 |
5. |
細部までこだわった燃費制御:ちょい乗り時の燃費を向上させるために冷間時のエンジン点火時期を最適化し、エンジン暖機中の燃費向上と排出ガスの低減を両立。また排気熱回収器をメーカーオプション設定し、排気熱をエンジン暖機に利用することで実用燃費を向上させています。 |
6. |
新設計エンジンマウント:マウントの搭載位置を、できるだけ低く抑えることでスペースを有効利用し、小型軽量化による低燃費への貢献はもちろん、低重心化を実現して操縦性・走行安定性にも寄与しています。 |
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