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第6回:「いつも同じことを繰り返してしまうワケ(ゲーム)」
わかっているのに、何故いつも同じことを繰り返してしまうんだろう?
皆さん、こんなこと感じたことはないでしょうか?

  ・いつも余計な一言で友達と喧嘩になってしまう。
  ・初対面の人と話すとき、なぜかいつも、相手を攻撃するような話し方になってしまう。
  ・グループで活動しているときなど、実際はそうでもないのに、なぜかつい、気分が悪いとか、体の調子が悪いと言ってしまう。
   
    原因は、最後に必ず嫌な感情で終わる「悪い癖」が顔をのぞかしているからだと言われています。

え?最後に必ず嫌な感情で終わる「悪い癖」って何だろう?よくわかりませんね
それでは、第6回目はこのお話を説明していきますね

  ? 泣いてダダをこねたら誰かがかまってくれた
  ? 「お母さんのバカ」と怒ったら、母親に怒られたけど、こっちを
   向いてくれた
  ? すねて口をきかなくなったら、皆が心配してくれた
 (これらは、自分に振り向いてほしくて不安だったから、してしまった行動だと言われています)

                   そして悪い癖は成長とともに進化してきました。

  ? 逆に「私なんかダメ」といえば他人から「そんなことないよ」といってもらえた
 (自分を卑下したら相手にしてもらえるんだと学習します)

これらの体験から学習し、何かしらの行動をとると、やっと誰かがあなたに振り向いてくれました。

まさにその行動が「悪い癖」をつける原因になってしまいました。

いままでの経験が「悪い癖」を作ったことは事実です。でも考えてみてください。過去は変えられますか?

              いいえ、過去は変えられません

相手に悪口を言われました。自分の思い通りに行動してくれない家族がいました。
威圧的なCPの上司にひどいこと言われました。(CPの意味がわからない人は第4回と第5回を読んでください)
なんでそんなことするの?と不愉快になります。
でも嫌なことをする人に「やめて」といっても、素直にきいてもらえるのは、なかなか難しいです。

                     そうです。他人は自分の思い通りにはなりません
                   過去と他人は変えられません


あなたの周りにこんな人たちはいませんか?(違和感を覚えてしまう人たち)

  ? 本人は親切なつもりでも、周りからみたら恩きせがましい人
  ? 本人はひかえめなつもりでも、周りからみたら無関心なだけの人
  ? 本人はざっくばらんなつもりでも、周りからみるとデリカシーの無
   い人

周囲から見るとよい印象ではないのに、本人はまったく気づいていません。そのギャップがあまりにも大きいので、違和感を覚えてしまうのです。人とうまくコミュニケーションをとれない人は、なんかしらの形でこれらの特徴をもっていると言われています。


ではどうしたらいいのでしょうか?
恩きせがましい人と見られている? 無関心な自分? デリカシーがないかも?  

        こんな自分に気づき、注意しながら周囲と接していくようにしたらその性格は周りから

  ? (恩きせがましい人)→「頼れる人
  ? (無関心な人)→「腰の低い人
  ? (デリカシーのない人)→「おおらかな人」  

   という評価に変わってくるかもしれません。

人は誰でも、自分では気づいていない、でも周りの人には見えている部分がきっとあります。
そこに自分で気がつくことが出来れば、それを受け入れ、行動を変えることによって、周囲が知る自分への見方を変えることができれば、結果的にそれによって相手の行動も今までと変わってくるといわれています。



 ここで、また第4回と第5回の自我状態のお話をすこしだけ触れていきたいと思います。
人が誰でも持っている5人の私の自我状態は、実は年齢とともに変化するといわれています。

ん?どのように変化するかって?

では、少し説明していきましょう。
第4回でもお話しましたが、自我状態は大きくわけて、親Pと大人Aと子供Cの3つの自我状態があります。

この親Pと大人Aと子供Cの3つの自我状態は、子供の時代、成人の時代、中年の時代、老人の時代と年齢とともに3つの自我状態の割合が変化するといわれています。


     


これらの図のように、
子供→私たちが子供の頃は感情のままに行動するからCの割合が多くなるといわれています
成人→私たちが成人するとたくさんの人と出会い、常識や自分とは何かを考えて、
     学びを取り入れていこうとしているからAの割合が多くなるといわれています
中年→私たちが中年になると子供を育てたり、会社でも部下ができ、責任のあるポジションに就くため
     Pの割合が多くなるといわれています
老人→私たちが老人になると、赤ちゃん帰りなどの言葉もありますが、子供は自立し、会社も退職、
     自分のために人生を過ごす時間が増えるためCの割合が多くなるといわれています。

これらを見ても、私たち人間は経験による考え方の違いだけでなく、年齢による考え方の違いもあることがわかります。

人間が悩み、不安を抱えるのはそこに明確な原因があるから

だと言われていますが、

他人とうまくいかないなあと感じた時は、今なぜ?そのように考えたのか?
今なぜそのように感じたのか?今一度考えてみてください。

  ・自我状態はどうであったか?
  ・年齢の特徴はあったか?
  ・人と違う自分独自の価値観は何であるのか?
  ・自分に注目してもらいたくて、振り向いてほしくて悪い癖を
   くりかえしゲームをしてはいないか?


これらの項目を考えてみた時、何か気がつくことがあるかもしれませんか・・・・

「いつも同じことを繰り返してしまうワケ(ゲーム)」
みなさんはどう思いましたか?


天野 誠子(あまの せいこ)
(有)バランスソリューション代表
自分自身が心理学を学べる教室の運営
ビジネス心理学を活用した研修事業
 お問合せは  seiko@balance-solution.co.jp
http://www.balance-solution.co.jp/