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作業現場の智恵   板金塗装編
      VOL.2  パテスケールを使った上手なパテ付け     

前回の号で紹介した、低伸縮、熱硬化型で硬く、鉄板と塗膜に両方つく、というパテの前提を書きましたが、それにもう一つ、スケールで成型したときに、パテが引きずらないもの、というパテを選択します。

具体的には、ヨーロッパの塗料メーカーの中間パテが該当するように思いますが、コスト面で厳しいものがあります。市場的には自動車塗料販売店スピーディ社の「やわら」&「つよし」の併用が圧倒的に多いようです。わが社はRM社のストップマルチを使っています。

パテが引きずらないということは、具体的には、ヘラ付け時のヘラめくりのようなものが出ず、凹み部分に付いていてほしい部分を引っ張ってきてしまわない、ということです。

さて具体的な、スケールワークを文章で表現するのは、大変むずかしいのですが、行き着くところパテ作業の前の、鈑金の作業の段階から全体的な仕上げのイメージを立てることが、大変重要になります。

皆さん日頃からの作業で、ハンマリング及び鈑金作業は大変よくできると思います。が、発想を逆転させて、よくパネルのデコボコをデコといいますが、イメージ的には逆にボコ記号で書くと「凹」を取るというイメージでスケールワーク及び、それ以前の鈑金を仕上げると、とてもうまくできます。

結局ポイントは、前号Vol. 1をご覧頂いた方はお気づきでしょうが、無理な鈑金やハンマリングを極力減らし、パネル及び塗膜を極力荒らさずに、なだらかな面で納めて、鈑金作業を終了させ、スケールによる測定を確実に行い、極力高くなく、かつ少しだけ低くし、パネルの張りをもたせ、パネルの凹を取る(埋めるというか、なだらかにさせる)という作業なのです。


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