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VOL.6 マスキング作業の品質向上とコスト削減策
早いもので、今回でこの原稿も6回目になりました。
勝手な思い込みや、自分の知識や情報のなさに、つくづく思い知らされた約半年の期間でした。そんな原稿にも、最近になって色々なご意見や、ご質問がちらほらと出てきつつあり、昨今のネットの凄さと、自分自身の責任を痛感します。

さて今回は、塗装時のマスキングについて、書かせていただきます。
皆さんは、マスキングについて、どんなお考えをおもちでしょうか?
私自身は、乱暴な言い方をすると、塗装後に出てしまう、大変にお金のかかる、無駄なゴミとしか思えません。

理由は、塗装作業の大小に関わらず、確実に出てしまう「副資材料」の一つに最近どの工場でも見かける、マスキングビニールがあります。
多少車両の大小で、一台あたりの単価は前後しますが、マスキングテープとともに、かなりの量をつかってしまいますよね。

とは言え、使用することにより、作業の短時間や、工程の簡素化、作業外のパネルに対するオーバーミストの防止など、メリットは多々あります。
しかしここで、前々回の私の原稿を、もう一度確認してみてください。最近の塗装材料費の高騰もありますが、実は塗装時の副資材料は、塗装の大小に関わらず、一回一回、結構な金額が出てしまいます。

例えば、
1. マスキングビニール⇒軽自動車約4.5m〜大型ワンボックスカー約7.5m
2. マスキングテープ⇒テープの太さにより数種類
3. 養生紙⇒塗料の種類によりコーティングしてある物など数種類
4. ペイントストレーナー⇒サフェーサーからトップコートまで数枚
5. スポンジリボンテープ⇒径の太さや形状により数種類
6. その他等々
今書き出しただけでも以上の副資材料が、必要になってきます。
このような材料や道具を使わないと、作業性や品質の確保を保てなくなってしまい、やむを得ず使わざるをえません。

実際、わが社でも少しずつの改善しかできているとは思えません。
ですから今回は、皆さんと私にとっての、確認事項と思いご覧になってください。


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