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VOL.14 ポリッシングの考えかたについて


3. ポリッシング作業
塗膜面の処理後、ポリッシングに入りますが、ここでもきちんとした考えをもって作業します。通常皆さんは、塗料販売店やメーカーの推奨している、道具や材料を使用していると思いますが、すべてメーカーどおりのやり方では、時間とお金の無駄が非常に出ます。

切れが悪いコンパウンドやバフ、ポリッシャーを使用し、時間と労力を使うのは、非常に無駄だと、私は以前から思っていました。色々な種類のコンパウンドやバフを工程ごとに使いわけて作業して、理論も考えず、指示されたままに作業するのは、だれでもできると思います。

ポリッシャーとバフの選択
まずポリッシャーは、低回転での回転調整ができ、トルクの強いものを使用し、バフとコンパウンドに合わせて使用します。皆さんプロですから、経験上でわかると思います。わが社ではポリッシャーはリョービ(写真8)の1100ワットのものを使用しています。この改造版を、あるメーカーでは6万円以上で売っていると思いますが、ちなみに写真のタイプは3万円程度で購入できます。そしてバフは、クロスウールバフ(写真9)を使用します。理由は普通のウールバフより、格段に切れに優れているからです。考えのコツはトルクで切るここが味噌です。基本的にバフがけは、濃色以外はこれだけで終わります。

コンパウンドの選択
わが社では、2種類のコンパウンドしか使っていません。濃色以外は、1種類です。
ある会社で、特別に配合したものを使用しているだけです。この材料が非常にきれます。使用後の塗膜の肌触りも最高です。





濃色の仕上げ
この作業は、最近色々なメーカーに皆さん躍らせていると思います。
高額なシステムや材料を紹介されませんでしたか?これも非常に無駄です。いまある道具と、きちんとした理論ですぐに対応できます。
まず、ギアアクションサンダーに柔らかいスポンジバフを使用して、ハード2程度のコンパウンドを使用すれば、十分オーロラ膜の対応ができます。わが社では、別の材料を使用しています。

吹き上げ作業
これが最後の作業ですが、各メーカー色々なクロスを売っています。ですから、1枚ずつでも、購入して試してみてください。その会社の塗料にあうものが必ずあります。

実は、今回ご紹介した作業はわが社のすべてではありません。ですが本当にコンパウンドは1種類とバフで対応できています。丁寧な下地の処理と、確固たる理論があれば十分対応できるからです。
最後に、皆さんバフとクロスを毎日作業終了後、清掃をしていますか?色々な道具に高額な材料があっても、綺麗な仕上がりはできませんよ。基本はここです!


鈴木 一也 氏(鈴木オートサービス代表)



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