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VOL.18  上級向けパテスケールの使い方

2. 一度のスケールワークで歪みが取れない場合での使用方法と考え方
前回にも書きましたが、スケールワークは、完璧ではありません。上手に引けたと思っても、乾燥後にパテ引けが起きていたり、ラインが低くなっていたり、様々です。
そこで工夫ができず、投げ出してしまう人が、大変多いと聞いています。
そんな人は、今からの作業を試してみてください。作業手順としては

(1) 塗膜を剥離し最大限の範囲よりやや内側で
   収める。(写真3)
(2) その部分を塗膜にかからないように、鈑金
   パテで歪みのやや内側にスケール引きし
   乾燥させる。(写真4)
(3) 乾燥後、バリを取る程度に、120番相当の
   ペーパー及びサンダーで足付けするように、
   残りの塗膜及び、パテを削る。(写真5)
(4) 中間のパテを、塗膜部分と一緒に、従前の
   パテの部分にスケール引きすし乾燥させる。
   (写真6)
(5) 乾燥後、バリや不具合があれば、120番
   のペーパーで足付けし、もう一度同じパテ
   でスケール引きする。(写真7)

あまり今までと、変わらないと思われる方もいるでしょうが、実は中身はぐっと違います。内容としては、(5)の作業の場合に、スケール引きできる状態であれば、乾燥後足付けせず、そのまま同じパテを付けてしまい、スケール引きをしてしまいます。
そうすると、乾燥後の引けの部分や、パテの足りない部分に、パテを埋め込む感覚と思ってください。これで大抵の歪みは、業界用語で言うところの、抜けてしまいます。
この作業のポイントは、おい付けできるパテを使用する。ここがポイントです。










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