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    消費者関係データー

     高齢者白書を知ってますか?−どうなる、日本の労働人口


 90歳以上、百万人突破 05年版高齢社会白書

 政府は、平成17年版(2005)高齢社会白書を公表した。
それによると、平成16年(2004)年10月1日現在、日本の人口は1億2,769万人となり、この1年間で7万人(0.1%)増加したが、増加数、増加率とも戦後最低となった。


 
                                        内閣府政策統括官(共生社会政策担当) 高齢者白書より


 そして、65歳以上の高齢者人口は、過去最高の2,488万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も19.5%に上昇している。
 また、全国の100歳以上の高齢者数は、平成16(2004)年9月末現在で2万3千人を超え過去最高を更新したほか、90歳以上の高齢者数も初めて100万人を超えた。高齢者人口は平成32(2020)年まで急速に増加し、その後はおおむね安定的に推移する一方、総人口が減少に転ずることから、高齢化率は上昇を続け、27(2015)年には26.0%、62(2050)年には35.7%に達すると見込まれている。

 このことからも、政府はこれからの日本の状況として、少子高齢化で労働人口の減少が予想される一方、07年には「団塊の世代」が60歳に到達し始める中で「国の活力を維持するには、高齢者の能力や経験を生かせる社会の実現が不可欠」と提起。
再就職や起業の支援など高齢者が働く機会を増やす施策の推進に加え、ボランティア活動を通じた社会参画を促す方針を、平成17年度の主な新規施策のなかで明らかにした。

注目される労働に関する施策では、
 ○ 「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律」(平成16年法律第103号)の円滑な施行を図るため、賃金・人事処遇制度の見直しや継続雇用制度の導入促進について事業主団体を通じて指導・相談を行う「65歳雇用導入プロジェクト」を実施する。

 ○ 内閣官房長官の下に設置された「社会保障の在り方に関する懇談会」において、社会保障制度を将来にわたり持続可能なものとしていくため、社会保障制度全般について、税、保険料等の負担と給付の在り方を含め、一体的な見直しを行う。

という内容になっている。

そしてまた、7/22発表の厚生労働省「労働経済白書」でも、人口減少による労働力の減少が問題視されている。
別の見方をすれば、今まで企業の中では高額所得者であった「団塊の世代」の退職により人件費は軽減され、10年間で88兆円の余剰が試算されている。
そのうえで、若年者の計画的採用と育成や、高齢者の技能の継承、女性の積極活用を促進していく必要性を訴えている。

つまり、今後はどの企業においても、いわゆる「2007年問題」といわれる労働人口の減少と、少子高齢化による物理的な人口減少の波をかぶるのである。
また、現在の若年労働者の現状(白書より)としては、入社3年目以内の離職率が大卒では35.4%、高卒では48.9%となっており、その他15歳〜34歳までの定職を持たないフリーターやニート(通学・就職をしていない同世代の若年者)は約277万人いる。


地域別フリーター数とニート(若年無業者)数 (2004)


上記のフリーター、ニート(若年無業者)の多い地域は、若年者雇用の厳しさがうかがえる。

上記のデーターより読み取れるのは、今後は、会社にとっても「良い」人材を確保するのは、極めて難しくなってくるということだ。特に整備業などは、ある意味技術の伝承である。若い人材を入れて教育しても、辞めていかれたのではたまらないし、あと数年のうちに、定年だからと熟練の技術士が退職しても後進の育成がされている環境になっているのか。

2007年を待つまでも無く、会社の財産としての人材をきちんと考え、どのような状況になっても「選ばれる」会社作りを早急にしていく必要がある。



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