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ISO9000sとは細かくは、ISO9000、9001、9004で構成されているファミリー規格なのです。しかし今回の対象は、第三者認証にも用いられてファミリーの代名詞となっているISO9001であり、これは組織が「どんなことをしなければいけないか」を定めている規格です。しかし、それを「どのようにして実現するか」までは定めていませんので、それぞれの組織の事業目的に沿って考えなければなりません。言い換えると、自分たちのレベルや業務に見合ったやり方をすればいいので、やるべきことでも自由度があると言えますね。
ISO9001の目次を開くと、次のような8つの章で構成されています。
1.適用範囲
2.引用規格
3.定義
4.品質マネジメントシステム
5.経営者の責任
6.資源の運用管理
7.製品実現
8.測定、分析及び改善
このうち「組織は〜をすること」という要求事項が記されているのは4章から8章までです。これからの解説は、各パートの中でも特に重要なことを取り上げます。また、規格の原文そのものは法律文のように解釈が難しいので、そのままは使用せずになるべく平易な言葉に置き換えて解説をします。
4章からの解説に入る前に、1章ではISO9001をどんな考えをもった組織が取り入れるべきかを冒頭で述べていますので、まずこれを見てみましょう。それは、
仝楜劼陵弋瓩鯔たした製品・サービスを、いつでも提供できる能力をもつことを実証したい場合
◆〃弍弔篁纏の仕組みを継続的に改善して、顧客満足の向上を目指したい場合
少しでもISOに興味をもっている皆さんの会社にとっては、このどちらか、または両方が当てはまっているでしょうね。これはISO9001にチャレンジする大切な目的なのです。
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