まず第一に取り組んだことは、一台一台の塗料の使用量の把握です。これは、一人では出来ないことでしたので、現場作業員との連携で実現させました。当社では、一台ずつに、作業指示書代わりの見積書の写しと、A4サイズの「作業確認表」という伝票が作業待ちの車に入れてあります。その作業確認表に塗装の表を加筆して、毎作業後に、使用量を書いてもらうようにしました。これで大体の使用量の把握が、現場とフロントとの間で同じ認識になりました。
これには、もう一つ、コストダウンに対する狙いがあり、使用量を書かせる事により、アバウトでも、最低必要量の把握を作業員自らが認識することが出来ました。具体的には、毎回新規で色を作りその量を、大幅に余らせないように作るようになりましたし、クリアーやサフェーサーも同じく、最低限に作れるようになりました。そして使用量と同時にカラーコードと使用塗料の番号も書いてもらい、顧客管理のデータの一つにもしました。
次にこれに連動させるための「塗装材料費計算表」をエクセル(表計算ソフト)で表を作り、自動計算させることにしました。当社はRMの塗料を使用しています。RMの調色のシステムとして、カラーマスターという塗装済のカード(写真1)と、マイクロフィルムの調色データ(写真2)、のホームページの検索とあります。
このホームページは、2種類あり日本語版と海外版がありますが、海外版のホームページのほうが、使い勝手がいいようです。理由は、海外版は、カラーマスターに連動してあり、日本語版では連動していないからです
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