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VOL.12 鈑金作業と塗装作業のクロスオーバーの部分について

(1) 作業員全員によるパテ研ぎ作業

 この作業は、絶対に平均化でき作業者全員が(鈑金、塗装関わらず)出来る作業だと思います。その中で重要なルールの取り決めをし、後のサフェーサーの作業や塗装作業の時間短縮や作業の簡素化に、つながると思います。具体的には


1.  基本的に鈑金パテ研磨以降(同時にポリパテ付けまで)の、ポリパテ研磨作業は、絶対に鈑金ストールで行い、塗装ストールでは行なわず、鈑金作業者、塗装作業者に関わらず、手の空いたものが行なう。

2. なるべくパテスケールを使用し、苦手な部分は、上手な作業員につけてもらい、連係プレーを密に行なう。
3. なるべく機械研磨を行ない、塗膜面に、きつい傷をつけない
4. パテ研磨最終番手を240番で研磨し、そのふちを320番で足付けする。
5. 隣接パネルの同時作業時には、内部に傷がつかないように、マスキングテープなどで保護し、塗装作業の塗り面積の肥大化や、無駄なマスキングにならないようにする。
6. パテ付け時に、季節や気温に関わらず、確実に機械で乾燥させ、温度管理をする。
 書いているように、非常に簡単なことです。
 ですが、特にナンバー5などは、意思疎通やルールがなければ、出来ないことですし、直接的に次の作業に直結することです。
 例えば、Rドア鈑金とRフェンダー鈑金時に、ホイルーハウス内部に、研ぎ傷があるのと、ないのとでは、塗装作業時に倍の労力差があります。



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