6月17日（金）から19日（日）までの3日間にわたり開催された「第30回　オートサービスショー　２００５」は、前回を上回る約７万人の来場者を迎え、盛況のうちに幕を閉じた。
カーアフター需要が不安定な中での開催だけあってか、客足も順調に伸び、出展者を汗だくにした格好となった。

来場者は経営のプラスになる機器やシステム、ビジネスに目を光らせ、担当者に鋭い質問を浴びせていた。

しかしながら、今回のオートサービスショーのテーマである「整備が創る人と車と社会の絆」という観点から出展内容や構成を見ると、いまひとつ踏み込めていない内容だったのではないだろうか。いうまでもなく、自動車整備とはひとえに整備する側、される側の「安全」が第一であり、今回はそれに「環境」という観念をプラスした提案が多かったが、来場者側にそれがどこまで伝わっていたのか疑問だった。セミナーも行政問題と経営面のもののみだったので、もう少しテーマに沿ったセミナーが開催されてもよかったのではないだろうか。来場者啓発のためにも出展者の中にも、環境問題や省エネをメインにした企業があってもよかったと思う。

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